2017 ADM & R66 Historic Ride. Vol.9

初日、まず最初に恐怖を覚えたのは高速道路の舗装がひどいのと巡航速度。ガタガタの高速を120キロ～130キロぐらいでビュンビュン飛ばします。

日本で言うところの追い越し車線では、アホか！っていうぐらいのスピードで突っ込んできます。

良く冷静に考えれば日本の国土の25倍もある大きな国なんだから、トロトロ80キロで走っていたらどこにも辿り着けないのは理解できますが、それでも最初は怖かった。
気を抜いているとタイヤの破片やバンパーとか落ちているし、、、

そして最初の給油。

初めてのガソリンスタンド、何も知らない僕。ボスがバイクを置いて給油もせずスタスタ建物の中に入っていきます。

「あれれ？」。

すかさずヤスさんが教えてくれます。「アメリカではレジに行ってポンプのナンバーを言い、どのくらいの量入れるか伝えるんだ。で、カードか現金で金を払う。」なるほどと、未熟な英語で店員に話しかけます。

ちょっとした風景もアメリカ感満載。

軽く35℃越えだったと思いますが、緊張で暑さも忘れ唯々ひたすら喉が渇き、給油の度に水やジュースを買います。

鉄人、アメリカでも全く変わらず超元気。

そしてRide最初のランチは日本でもお馴染みマック。僕はビッグマックオンリー派なのでここでもビッグマック。味は日本と変わりありませんでした。

最後の給油を終えキングマンへ。

夕暮れ時の太陽の光を全身浴びながら走っているとき、ふと道路に映る自分の影に気づきました。

「あー、そうか、俺は今、アメリカを走っているんだ。憧れのアメリカを大好きなハーレーダビッドソンで走っているんだ。すっげーことだなこれって。」

ボスは今、何を思って走っているんだろう？

鉄人は今、何を思って走っているんだろう？

ヤスさんは今、何を思って走っているんだろう？

この体験を誰に話そうかな、でも、やっぱり今一緒に走っている4人しか、この最高の時間は共有できないだろう、Rideってそんなものだと思うし。

そして到着、RAMBLIN'ROSE MOTEL！！

約600kmぐらい走ったでしょうか。

なかなか味のある男4人旅には充分な施設のモーテル。

シャワーを浴びて、夕食へ。

ヤスさんに連れて行ってもらったここのメキシコ料理は、今まで食べた中で一番美味しかった。できればまた食べたいお店です。

鉄人、ここでも全力元気。

しかし、実はこの時、ボスの身体では大変なことが。

一口食べて食事を終えてしまったボス、いつも覇気満載のボスに元気がない。。。

アメリカに到着して2日目ぐらいから体調が絶不調だったのです。なのに明日はグランドキャニオン⇒セドナ⇒セリングマン⇒モーテルに戻る。という約800kmのなかなかのロングRide。

後から聞いた話ですが脱水と衰弱で右耳が聞こえなくなっていたとか。そんなそぶりは見せず、さすがと言いたいところですが正直少し心配でした。

そして次の日、集合は朝6時。

大冒険はまだまだ続きます。

Vol.9に続く。